日本渓流JP翠渓会日本渓流会JP翠渓会【関東南部支部】PRODUCED&EDITOR 【嵐翠・翠月】

翠渓会関東南部支部・支部釣行【第九陣】4

翠渓会関東南部支部・支部釣行【第九陣】4 1

翠渓会関東南部支部・支部釣行【第九陣】4

『天然系美形山女魚の妖谿・高翠コバルト山女魚、見参!』3


しかし…いくら婚姻色を残しているとはいえ、一年中雌を追い掛け回しているのか?婚姻色の説明が付かない。想像だが、季節の逆転を考えた。ある山岳では、雪渓のある真夏に咲く春の花もあるという。温暖化で、山女魚も季節を間違えているのでは?秋と春先の水温水況は似ているのか?色々考えるが、この谿でもこのような個体を見るのは初めてだ。以前にも釣れた事はない。婚姻色なら冬眠に近い状態は無かったのか?一般的には、産卵後渓魚はまだ、排卵場所を守るように餌も取らず、うろうろしている。産卵後着床したものだけが、初眼し2〜3週間程度で孵化、澱みに固まって暫らくは定着する。お腹の栄養分が無くなると補食を始める。その頃には親魚も居なくなり、中には子孫を見ずに、死んでいる個体もいる。越冬した個体であれば、錆も残り、痩せ細る。産卵場所の源流域で酸素が少ない。水量が減れば親魚は生き残れない。このヤマメは、冬の間どうやって過ごしたのだろうか?興味津々だ。
高翠殿は写真を取りまくっている。そして別れの時間だ。コバルトヤマメの子孫繁栄を願い、再放流する。貴重な個体だ、持ち帰るべき魚とは思えなかった。
かなり、顔立ちの良い、格好いいハンサムのヤマメだった。翠渓会のハンサムボーイ高翠殿に、『この谿の雌達を渡すものか!』…『この谿の雌達は全て俺のものだ!』と言わんばかりに、今までのパワーを振り絞り、妻、娘達の待つ我が家へ堂々とした、ご帰還だ!雌達のお尻ばかり追い掛ける、《ちょい悪ヤマメ》だった!相当浮気もしてきたのだろう、沢山子孫を残してくれ!!!。また逢いに来るまで、生きていてほしい。


Counter

 2008/03/29 14:35
 高翠
 色気も食い気もお盛んでしたね。このヤマメ。
 2008/03/30 03:04
 すいげつ
 『まいりました』(*_*)