日本渓流ＪＰ翠渓会日本渓流会ＪＰ翠渓会【関東南部支部】PRODUCED&EDITOR 【嵐翠・翠月】

翠渓会関東圏本部・関東南部支部支部釣行【第十七陣】１



『甲州の渓流・桜吹雪の陣』
南アルプス白州の渓、天然水の郷と温泉


日本百名山が犇めく甲州西部。白州の郷はその百名山の一峰、甲斐駒ケ岳の山麓の郷で長坂あたりで桜が咲く頃ようやく春を迎える。魔利支天を従えた名峰、甲斐駒ケ岳は「甲斐駒」とも言われ、その山麓武川は山名に合う名馬(牧)の産地でもある。最近、武川米(むかわまい)という米があり食べたが旨い。所謂コシヒカリなのだが、駒ケ岳から流れだす清麗な水を思い出すと、よりおいしく感じてしまう。武川は越後平野のような広さは無いから大量生産はできないが、南アルプスに育まれた水がもたらす米は貴重である。白州は水が綺麗だ。深く切れ込んだ谷間に無色透明で川底の石が反射して光っている。テレビCMのサントリー南アルプスの天然水は、この白州の渓で採取されているから最高に旨い。全国各地での天然水販売に先駆けた本物の天然水だ。南アルプス北部の白根岳や甲斐駒に降る雪も綺麗でその湧水から作る米は旨くない訳はないのだ。南アルプスの清麗な渓水を求めて、今日は大武川と尾白川に行こうと思う。釜無川水系にはまだヤマトイワナが生息している、今回は未知の渓の生息探査もした。

■白州渓流事典

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