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翠渓会関東圏本部・関東南部支部支部釣行【第六十三陣】2

翠渓会関東圏本部・関東南部支部支部釣行【第六十三陣】2 1

翠渓会関東圏本部・関東南部支部支部釣行【第六十三陣】2



『奥多摩の渓流』

「御岳渓谷と奥多摩青梅線沿線の釣り場」

御岳渓谷が入門の川なら、御岳〜奥多摩湖の各角支流は初級〜中級の釣り場だ。翠月得意のエリアなので、まず各支流の概要を紹介しよう。下流から平溝川、御岳の大沢川、大丹波川、入川谷、越沢(こいざわ、こしざわ)、西川、海沢(うなざわ)、大沢、栃寄沢、小中沢などが対象で、よく通った谷が多い。この内、大丹波川は規模があり鱒釣り場がある。中級の沢は海沢と入川谷源流部、越沢の一部であとはそれ程険しくはない。平溝川は集落のある林道沿いの川で、解禁が下流から設定されていて支流では解禁日が一番早い川だ。一本川で平凡、放流も下流部中心だから源流にいっても魚影は薄い。御岳大沢川は御岳山へのバス通りの川で集落毎にある堰堤と滝本中心。支流は二本、琴平沢と琴沢で放流があるのは琴沢で、虹鱒もいるがヤマメが対象で比較的開けている。大丹波川は奥が深く一日コース。川井のキャンプ場先、出合〜大丹波鱒釣り場までと百軒茶屋〜堰堤も多いが川乗山登山路がある奥多摩らしい渓相。曲ケ谷沢はイワナ。真名井沢も一日の釣り場。最奥魚止めは岩盤帯が大きくそこまで魚影がある。杣路が途中まである。海沢と越沢は兄弟の様な沢で、地域柄よくセットで紹介される事が多い。渓相は海沢渓谷を持つ海沢の方が深勝路もあるし林道が延びてるので有名だが兄分は越沢の方だ。全体的になだらかで飛び抜けた大滝等はないが、越沢バットレス前後と源流に奥多摩らしいわさび田の静かな渓相を持つ沢だ。海沢は逆にあらあらしい渓相で周辺では群を抜いた景観を持ち深勝路も有り、シーズンにはハイカーも多い。中流部から連瀑帯が始まり、魚止滝、井戸沢の天狗岩滝、三つ釜滝、不動滝、白滝など区間は短いが豪快な渓相だ。鳩ノ巣渓谷に合流する西川は林道が延びたが出合いから以前は釣れた。現在は林道が渡る最後の橋より上流が対象になる。大沢は国民宿舎思源荘の看板を入る。渓相は悪くないが直ぐ釣り場が終わる。栃寄沢は栃寄大滝への路と施設ができ騒がしくなったが、区間は短いがヤマメはいる。入渓口はミラーのあるカーブから。小中沢は集落外れで小滝が直ぐ有るが、以前この滝で大ヤマメが釣れた。滝を右から巻き滝上は源流に山葵田があり、ヤマメ、イワナが対象。以外に奥はあるが平凡二俣先辺りまで。他周辺には、知られていない小沢がありヤマメ、イワナが生息している。

●写真は白丸ダムに新設された 白丸魚道 これで多摩川の魚止めは、鳩ノ巣渓谷の魚留滝を越え、奥多摩湖まで延びた。



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