日本渓流JP翠渓会日本渓流会JP翠渓会【関東南部支部】PRODUCED&EDITOR 【嵐翠・翠月】

大菩薩連嶺の渓流【再回想】2

大菩薩連嶺の渓流【再回想】2

小金沢は出合いから滝や淵が連続している。水量が多い時は要注意だ。単独で入る事が多かったので、無理は出来なかった。鶏淵や林道淵は釜もでかく手ザオでは探りきれないポイントだ。今は林道が大峠を越え、ハマイバに抜けているが、まだその頃は、大菩薩沢出合いの次に入る、マミエ谷あたり迄で、土さらに延長工事の為、掘削中だった。だから源流より、下流から、大菩薩沢出合いの間が本命だった。ある年、林道から大菩薩沢へ降りていて周囲を釣っていた。釣り人が右岸から滝を巻いて降りて来た。聞くとよく来ると山梨弁だ。昨年事故があり、知り合いが怪我をしたということだ。こんな若い子供みたいな釣り人がよく一人でくるな?って感じで、警告してくれた。小金沢は危険だが釣り人も多い。やはり型のよいヤマメやイワナが釣れるからだろう。いつも1日一回は釣り人に会う谷だった。だから比較的人がいない、土室川につり場変更する事が多かった。

翠月



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