日本渓流JP翠渓会日本渓流会JP翠渓会【関東南部支部】PRODUCED&EDITOR 【嵐翠・翠月】

翠渓会関東南部支部・支部釣行【第十八陣】1

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『東丹沢の渓流・渓春開幕新緑の峪/往年の名渓へ』





東丹沢の渓流には、私が渓流を始めた昭和51年位は、過去に残存したヤマメが細々と生息していた。その中でも人気の早戸川、中津川などは既に過去の川として評価されていた。釣り人は当時から多かった。残存ヤマメが釣れるのは殆ど稀だ。この谿の84年に釣った尺ヤマメの写真を見ると放流物とは違うヒレピンでパーマークが伸びて長く、背中の黒点が少ない。アマゴの様な赤い点は無く、精悍な顔とマリンブルーのような艶やかな魚体だ。当時でも在来種は一部の場所にしかいなかった。古い先輩に聞いても、「昔のヤマメは居ないね〜」と返ってきた。その後釣り人の増加により、放流が継続された結果、原種は絶えてしまうか、新たな混在種に駆逐され次第にその姿を消していった。丹沢ヤマメの谿にイワナ…。常設釣り場が多く、放流しているので仕方なし。こういった事象はなにも丹沢に限る話ではないが…。林道開発や堰堤の構築、治山工事等なども宮ケ瀬湖完成で、漸く落ち着いてきた。と同時に釣り人も更に増えた。特に神奈川県下の渓流マンにとって丹沢は身近な奥座敷的な釣り場だから、毎週来ている人も多い。今日は往年の名渓に入るが、やはり人が多い。釣り以外も新緑の季節柄、山菜採り、山登り、バイクツーリングライダー、沢屋さん、ハイカーおばさん。特に高年令者の登山者は多い。都市に近いので仕方ないが、渓に降りるとゴミが多い。川だけで無く、稜線からも落ちてくる。管理の為の林道を作れば更に人が入る。




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