日本渓流JP翠渓会日本渓流会JP翠渓会【関東南部支部】PRODUCED&EDITOR 【嵐翠・翠月】

翠渓会関東圏本部・関東南部支部支部釣行【第十六陣】1

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『奥多摩・丹波渓谷』

「丹波アマゴの小渓を訪ねて…」

雅翠殿から深夜にメール明日同陣との事。翌朝遅めに出陣した。久しぶりの丹波川だがまずは奥多摩湖で休憩、天気はあまりよくなく朝は寒い。霧が出ている青梅街道を丹波本村へむかう。丹波山(たばやま)村は北都留郡最北の山村で、多摩川の源流を小菅村の山域と分けているが細長く青梅街道に沿って僅かな山村が残っている。道の駅たばやまで朝飯、準備する。目の前には近年出来た丹波山温泉、のめこい湯があるが夜の楽しみとし、翠月の好きな支流に向かう。後山川支流の塩沢に入渓予定だったが、遅い出陣となったので丹波川の支流に変更した。この沢は奥多摩らしい苔蒸した石に、わさび漬けにしたら立派であろう、良いワサビ田のある渓だ。暫らく歩いてから入渓。水量は少ないが足元からヤマメが走る。早速小淵からヤマメがきた、8寸とまあまあだ。この谷では尺ヤマメ程度が最大で超大型ヤマメはいない。大きさより形はいい沢だから、貴重だ。やや緑かかったパーマークと側体には惚れ惚れする。雅翠殿にもきた。20センチ細めのヤマメ。この谿は昔からヤマメのみしかいない。だんだん落差が出てきて、深淵で雅翠殿が尺ヤマメをあげるが最後に糸切れ、おしかった。私は8寸が頭で数はでた。最後のわさび田から約一時間で納竿、一旦退渓し戻った。お昼は道の駅たばやまで。平日は静かだ。午後はまた別の小渓に。ここも丹波らしあヤマメが生息している沢だ。駐車場で昼をしていると一人の釣り人が声を掛けてきた。どうも初心者らしく、釣り場を聞いてきたので、丹波山村なら、丹波本流保之瀬と丹波山村営マス釣り場を勧めた。丹波山には比較的険しい沢や谿もあり安易には紹介などできない。しかも単独で初心者、装備もわからない。地図も持っていない様なので役場観光課を尋ねるよう話し別れた。さて私たちは丹波川を遡り、やや険しい谿に入る。道は途中までしかないので、午後からはあまり奥へいけない。出会いに着くと先行者の車があった為、丹波本流と出合付近を釣ったが、意外ときつい渡渉には苦労する。8寸はでたが、アタリは遠いので早めに切り上げ、待望の丹波山温泉のめこい湯で約二時間、疲れを癒し帰陣した。

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