日本渓流JP翠渓会日本渓流会JP翠渓会【関東南部支部】PRODUCED&EDITOR 【嵐翠・翠月】

翠渓会関東圏本部・関東南部支部支部釣行【第二十四陣】1

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『東丹沢の渓流』

「残存ヤマメの渓・玉川水系」



厚木市の戸沢橋付近で相模川に合流するのが玉川だ。渓流釣りをする人も関東圏外ではあまり知られた河川とは言えないが、玉川というより支流の日向薬師や日向渓谷のある日向川や、七沢温泉の方が知名度がありそうだ。厚木インターの先で完全護岸に囲まれた支流の恩曽川が合流する。恩曽川は一見流程もあり、渓流釣り場はどうかと思うが、源流には霊園やゴルフ場があり、何より厚木市のベットタウン森の里からも流下する支流が有る為、渓魚の生息は不確かだ。恩曽川本流は矢崎から川らしくなるが既に細流でハヤしか釣れない。飯山観音の先、白山南麓が水源だが、ムジナ坂方面は水が無い。直ぐ隣に小鮎川が有るだけに期待してしまう。玉川は森の里に向かう県道沿いに堰堤で落差を付けながら伊豆の様な渓相で小野地区で支流日向川を分ける。玉川は厚木市七沢弁天の森キャンプ場(大沢川)の先が水源で水量は日向川と変わらない。広沢寺温泉や七沢温泉は有名で、近くの低山や大山、日向薬師散策などのハイカーも多い人気のエリアだ。今日は時間の空いた午後、日向川に入った。日向川は堰堤が多いが、ここがポイント。下流から落ちマスが釣れる。これは、上流にある日向渓谷マス釣り場から落ちたニジマスだろう。ヤマメもいる。日向川には元来ヤマメは居なかったが、放流による子孫継承と任意放流の残魚がいる。谷太郎川などの渓からの移植もあっただろうか。大体似たような個体だ。魚は全般的に小型。以前釣れた尺ヤマメはもう居なくなったようだ。アタリは有るが小型が多い。石材業が流域には多いが、最近は日向渓谷にクアハウスも出来、今風になりつつある。30年前、日向川を真っ暗になるまで釣り、伊勢原行きのバス停まで歩いた事があった。あの日も小雨が降り出す春解禁の日だった。今日も似たよう雨が降ってきた。ふと昔の事を思い出しながら下山した。



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