日本渓流JP翠渓会日本渓流会JP翠渓会【関東南部支部】PRODUCED&EDITOR 【嵐翠・翠月】

翠渓会関東圏本部・関東南部支部支部釣行【第四十七陣】1

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『秩父の渓流』「浦山郷の渓」

浦山川水系に訪れたのは、何年前だっただろう。中学生の自分にはまだ、未知の土地柄だった秩父に通いだした頃だ。夜中に向かう焼こう列車はまだなかったので三峰口の駅や秩父駅で仮眠をとった時代だ。まだその頃は駅前交番のおまわりさんも許してくれたが、駅で野宿というのめ大変な言だった。同じ様な輩はいるもので、後に知り合いとなる待つさんと出会った。明日は入川の支流赤沢をつめと行く予定だそうだ。大学生の彼は恵まれた体格で、私とはちがいかなりの山男に見えた。優に180は越えた逞しい体にははなしもセットある。赤沢をつめ稜線に出て、中双里に降りるハードな遡行だ。12時間はかかるだろうと。朝から歩くためには三峰口の一番バスにのらなければならず、首都圏から電車だとどうしても日帰りは難しくなる地域だ。車があれば。と何度ども思ったが、それは16才までは免許も取れないので無理な話だった。



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