翠渓会関東圏本部・関東南部支部支部釣行【第五十一陣】1

翠渓会関東圏本部・関東南部支部支部釣行【第五十一陣】1
『東北の渓流・福島の渓流釣り場』
「会津の渓・大川水系、他」
関東からは比較的近く、行政的は東北地方にはなるが、越後支部で管轄している会津の渓を探る。前橋からは北関東が全通して無いため日光経由で会津田島で待ち合わせた。有給休暇で来た麗翠殿と合流、会津で更に風翠殿、虎翠殿と合流する。翡翠殿も誘ったが仕事で無理のようだった。会津田島町は平成の合併で南会津町となった。田島町町政旧庁舎はまだ残っている。町並みは昔とそれ程変わらないが大河ドラマ天地人ブームに以前よりなんとなく活気があるように思えた。大川水系は田島町中心街を流れ下流は塔のへつりや芦ノ牧温泉などを流れ会津若松市内で各支流を併せ阿賀川になっている。一般には大川、渓流釣り場としても昔から有名で、会津大川と言えば渓流マンならわかる。会津の名峰、荒海山(太郎山)から流れる本流も魅力はあるが林道沿いでやや平凡、奥までイワナはいる。支流には加藤谷川や鶴沼川など比較的規模が大きい渓が目につくが、支流の小渓にも穴場はある。加藤谷川は上流までは昔の工事の影響で堰堤がポイントくらいだが、最源流は昔の渓が残っている。50年代位までは50センチクラスも珍しくはなかった様だが、最近は一部の雑誌を除き釣記の掲載は無い。フライマンには好かれる鶴沼川と併せて紹介される事が多い。さて田島から今夜の宿泊地芦ノ牧温泉を目指す。宿では番頭さんのお出迎えだ。麗翠殿と午後からはやや濁りがあるが、鶴沼川水系を釣る。フライには格好の渓だが近年東北道からアクセスしやすくなった為、北関東ナンバー特に埼玉県車が多い。鶴沼川は源流にリゾート地、羽鳥湖が有り阿武隈川水系と対峙している。支流に入り型は25センチ止まり。放流だろう幾分痩せていた。やや濁りはあるが支流ではさして影響は無い。私はテンカラに変えたが餌の方が良いみたいだ。やはり川虫がよいか。二岐川も二岐温泉に宿を取り二岐山登山と組めば充実した山行となろう。二岐川は温泉までは平凡な川。釣りを切り上げ湯本温泉の共同湯に浸かり、芦ノ牧温泉大川荘に戻る。今夜は麗翠フライ節を聞くことにしよう。