日本渓流JP翠渓会日本渓流会JP翠渓会【関東南部支部】PRODUCED&EDITOR 【嵐翠・翠月】

翠渓会関東圏本部・関東南部支部支部釣行【第五十二陣】1

翠渓会関東圏本部・関東南部支部支部釣行【第五十二陣】1 1

翠渓会関東圏本部・関東南部支部支部釣行【第五十二陣】1



『東北の渓流・福島の渓流釣り場』

「奥只見の渓・只見川水系、他」
会津若松に着き会津若松(鶴が城)を見学する。会津は二年ぶりだ。その足で会津藩の奥座敷、東山温泉に行く。お目当ての立ち寄り湯には入れなかったが周辺を散策、市内に戻り風翠邸で合流。ここで車を1台にして只見町へ向う。北会津や磐梯もいいが今回は奥地を目指す。虎翠殿は家事で明日会う事になった。只見の渓流は只見線沿いと田子倉湖周辺まで取り扱う。広義の奥会津にはなるが釣り人にとっては奥只見、只見の方が親しみやすい固有名だ。幾つかの支流を見ながら水量のある沢に入る。やや藪だが、魚影は濃く直ぐアタリがありイワナは入れ食い。「もう釣れたの〜?」とパックロッドを繋ぎフライの準備をしていた麗翠殿。風翠殿は少し離れ上流から釣る。藪沢に苦戦の麗翠殿には悪いが目の前でバンバン釣る。ところがいきなり開けた淵でフライの威力が発揮され、昨夜の講義通り目の前でイワナをヒット!型は九寸まで。まあまあだ。淵ではフライに入れ食いだ。渓流竿6Mでは届かない。「こういう淵は魚が残るな…」などと思いつつ見ていた。すると上流から風翠殿が降りてきた。なんか持ってる!尺上のイワナだ!いつものサイズだと!会津〜只見では尺イワナどころか40〜50センチクラスも特別珍しくはない。中には本流やダム湖で70センチ〜(昔はMクラス)がいるという。東京では35センチクラスなら喜べる型だか…。現在でも銀山湖には大イワナが生息している。各旅館や漁協関係、釣具店等にある魚拓が証明だ。昔語りは別として、風翠殿の腕は確かな様だ。遅い昼を取り、田子倉湖に向う。昔只見線や磐越西線で来ていた釣り場に行く。線路や車窓から見える小さな沢が輝く様に目に飛び込んでくるのを思い出していた。只見沢は田子倉湖駅から近く、駅から歩いて入渓できる。越後の名峰、浅草岳の登山道に沿う沢でなかなかの渓相だった。今は登山ブームで、入口の駐車場が整備された。只見沢は浅草岳の鬼ケ面山の岩峰に食い込むように流れるが下流から渓相がよい。まず私と麗翠殿が先行し風翠殿は後から。私に直ぐイワナが来たが10センチくらいの豆イワナ。。。麗翠殿は25センチくらいを揃えていた。只見沢は開けている沢で川幅もある。フライは調子がよい。風翠殿の釣り方は比較的提灯釣りに近く前傾姿勢で直ぐ取り込める態勢。岩場からも淵からも同じように身を低くして釣っている。無造作に立つ私とは明らかにちがう。これが会津の釣り方なのか?一瞬、職漁師を思わせる無駄の無い取り込みはさすが地元釣り師。イワナの扱いにも手慣れたものだ。今日は虎翠殿紹介で只見町の宿を取る。釣ったイワナを3尾だけ持ち帰り、宿で焼いてもらう。今夜は少し飲むか?夕方から小宴会となった。



Counter