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翠渓会関東圏本部・関東南部支部支部釣行【第十六陣】2

翠渓会関東圏本部・関東南部支部支部釣行【第十六陣】2 1

翠渓会関東圏本部・関東南部支部支部釣行【第十六陣】2



『表丹沢の渓流・川音川水系』

小田急線で行く、小春日の渓・ヤマメ

川音川には明るい支流もある。中津川はかなり谷が深く、下流はヤマメ、マスがいる。「川音」「四十八瀬」など風流な名前がいい。本流は瀬が多い単調な渓だが、所々にはポイントがある。増水した後など、好条件の時は思わぬ釣果になった日もあったり、寒い日はハヤばかりの日もあった。私の中では意外性?のある川として川音川の名が残っている。沢に入ると明るく陽射しが眩しい。ふと足元には菜の花や芽吹いた花々でいっぱいだ。これで雲雀でも飛んでたら、心地よい渓音に誘われ昼寝でもしてしまいそうだ。今年も渓春を迎えられた…。冬から目覚めた春先の渓と禁漁前の淋しい渓をあと何年感じることができるだろうか?
そんなことを思いながらの第1投は‥沈黙だった。ヤマメたちは留守だろうか?全くあたりがない。暫らく行くと岩盤付きの曲がった淵…一気に勝負をかける。仕掛けも変えて得意の二段釣法だ。しかし期待のヤマメはでなかった。二俣まで戻り、もうひとつの沢へ入ってみる。こちらは小ヤマメが釣れたが数はいない。昔釣れた個体とは似ているがどうだろう。この沢は放流はしていないし、釣り人は会った事はない。ヤマメが生息しているとは思えない沢だからだろう。私もそうだった。寄(やどろぎ)からの帰りに偶然見つけた沢だ。自然に種沢となっているのだろう。自然に沢が埋まれば魚も居なくなってしまう。昔の渓と山並みを思い出しながらの小さな釣り旅は終わった。夕方、まだ気温の残る渓路を戻り、ゆっくりと来た路を歩きだした。

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