日本渓流JP翠渓会日本渓流会JP翠渓会【関東南部支部】PRODUCED&EDITOR 【嵐翠・翠月】

翠渓会関東南部支部・支部釣行【第四十五陣】3

翠渓会関東南部支部・支部釣行【第四十五陣】3



『白馬連峰山麓の渓流と信越国境の渓流連群』(参考)



今回は北陸支部・音翠殿が不参加のため割愛したが、白馬方面と北陸信越国境の渓について触れておきたいと思う。まず、白馬方面は、白馬(しろうま)連峰から日本海親不知に至る、北アルプス北部の広大な山域だ。越後側になるが、一般には「北陸の渓流」の位置付けになり、林田秀樹氏も北陸の渓流の中で、糸魚川周辺の渓流群として取り上げている。姫川水系、左岸の渓流群は、北アルプス側奥に深く切れ込んでいる。蓮華温泉はその白馬岳から南部方面の後立山連峰、表銀座方面への縦走と、北側親不知への縦走登山口として知られ、※奥にはイワナの秘渓もある。奥地には一泊以上の野営覚悟の入渓となり、安易には入れない。登山道もあるが、各コースタイムを見ればわかるが数日単位での計画がいる。読図が出来ても迷う事もある。大所川、小滝川など、源頭まで源流釣りで完全遡行した記録は無い。糸魚川周辺には、橋立翡翠・ヒスイ峡で有名な青海川(アイサワ谷の名で有名)や海川がある。以前、翠雪殿・十翠殿達が真夏に目白アブにやられた、※能生川や早川。桑取川、名立川など流程もある釣り場も多い。姫川右岸には、日本百名山選定の雄峰・雨飾山が源流にある※中谷川や、土谷川、根知川、横川など、中小の渓流群が次々と※姫川本流に合流している。姫川沿いは有名な塩の道と呼ばれた千国街道(糸魚川街道)がある。また姫川本流は取水施設が多く、寸断箇所は多いものの、超大物の釣り場がある。※対象は野性化した超特大ニジマス、大ヤマメ、大イワナなど。※特にニジマスは60センチ以上が出るので、油断できない。餌釣りでは限界があるが、ルアーなどの釣りには分はあるだろう。以前、地元の人が釣った54センチを見たが、物凄い体高とフットボールみたいな体型には度胆を抜かれた。※もっとでかい怪物がいるらしい!大糸線で南小谷(みなみおたり・新宿からは終着的駅だった)を起点に釣り歩いてた頃、地元の釣り人に「そんなペラペラの竿じゃ釣れないよ!」と言われたのを覚えている。北陸の海岸側には名も無い渓流が犇めきあっているが、中には、※水田の引水路で尺ヤマメや尺イワナが釣れたり、下流が伏流して石しか無いのに、※源流は素晴らしい渓相の溪だったり、変化に富んでいるが、捜し出すのに一苦労だ。一週間程度、上越、糸魚川に滞在し、深釣しないと無理だろう。
※最近は入渓していないので、詳細はわからない。
姫川右岸の出水での土石流災害は記憶に新しい。堰堤、治水工事が行われただろう。状況は又の機会に報告する。



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