日本渓流JP翠渓会日本渓流会JP翠渓会【関東南部支部】PRODUCED&EDITOR 【嵐翠・翠月】

翠渓会関東南部支部・支部釣行【第四十五陣】2

翠渓会関東南部支部・支部釣行【第四十五陣】2 1

翠渓会関東南部支部・支部釣行【第四十五陣】2



『北アルプス安曇野高原・里川の渓』



朝から烏川で頑張ったが小型のイワナだけで、尺イワナが見えたのに釣れ無かった。平凡な里川だが、乳川はどうだろう?乳川とは変わった名前だ。川名は大体、川質や地形などを現している場合が多いが、乳にゅう=丹生川、入川などとも同音だが、意味が違いそうだ。乳川は犀川水系になるが、日帰り温泉の有る、すずむし荘の裏手あたりは乳白色の川床をしていて「名前の通り」だ。乳川は源流は、北アルプス表銀座の東沢岳と蛾鬼岳山塊に囲まれた袋谷の源流を持ち、国営アルプスあづみの公園で白沢を併せるまで湾曲した深い谷あいになっている。城山の麓を廻る先辺りからは、高低差が無くなり、落差のない、護岸を伴った穏やかな流れになる。源流と下流の差が大きい釣り場だ。源流の中心はマムシ平と呼ばれていて、蛇嫌いな私には不用意に近付けない地域になっている。源流はイワナ、中流にはアマゴがいる。平坦たが、ブロック周りや葦の懐には、大アマゴも潜んでいる。増水した折りはチャンスだが、今日はダメだ。水が少ないチョロチョロした流れだ。そういえば、梓川や犀川本流も水量が無かった。温泉に入るのにはまだ早いので近くの高瀬川水系を見に行く。高瀬川は大町盆地から南流する犀川水系の川だが、前記の烏川や乳川なども、引水や伏流で流れは変わっているが、実質は高瀬川の支流群になる。高瀬川には五龍・鹿島槍連峰から湧出する、鹿島川水系と双六岳、槍ケ岳などの北アルプスから流れだす、高瀬ダム上流の高瀬川源流と、黒部立山アルペンルートな扇沢がある、支流の篭川がある。どちらも2.3日の行程で、日帰りは篭川以外限られる釣り場が多い。鹿島川には大川沢、高瀬源流には湯俣川など奥の深い谷があり、北アルプスを胆嚢できる本格的な源流釣りが可能だ。中でも高瀬、湯俣出合いに温泉を掘りベースにするのはお薦め。川を掘れば湧く温泉。秋山郷の切明温泉や紀伊半島川湯温泉同様の天然温泉だ。今回は入らないが、次回計画したい。

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