翠渓会関東南部支部・支部釣行【第六十六陣】２

翠渓会関東南部支部・支部釣行【第六十六陣】２

『今期最終出陣・秋山アマゴの渓、ももちゃん３』

さて、そろそろ本題に…。秋深まる渓だが、温暖化のせいか紅葉の最盛期はまだのようだ。それでも部分的には紅葉が始まっていた。昔、秋のももちゃんは、淵を覗けば、落ち葉の中をアマゴ達が群泳していた。今の施設ができる前だが、まだ宗教施設の別荘風の建物があった頃だ。（紀伊半島滝川上流の宗教施設の飼育ｲﾜﾅを思い出す）その後大きな開発は無いが、なんとなく人っ気は有る様になった。中流にも親水公園が出来た。暫らく行ってなかったが５年前から毎年来ている。以前よりアマゴは少なくなり、その魚体も変わってきた。近年は天然系には出会っていない。以前尺アマゴも出たポイントも今は無くなってしまった。昨年釣れた小さいアマゴは世代交代した、養殖とは交配していない個体にも見えたが、やはり原種とは言えないだろう。昔のような凛とした魚体にはもう巡り逢えないかもしれない。ももちゃんでイワナは見たことがないが、最近の放流状況や魚種ヤマメ、アマゴについては詳しくはわからない。いつもの下流のへ向かう。平日なので前年の様に下流は先行者の釣り人には会わないだろう。水量はまあまあ、先週の雨か少し濁りがあるのが気になるが、ポイントへ。足跡はあるので最近の入渓者だろう。意外に知られた渓でフライマンも通っている人がいる。雅翠殿は暫らく見学。小アマゴが追い掛けてくるが、ハヤ釣りみたい？渓流釣りというより、ヤマベ、ハヤの里川の釣りのようだ。せめて渓相いい川とアマゴは見たい。一昨年入った場所に来た！いた？雅翠殿もあまりやる気がしないようだ。今日は雅翠殿の運転なので、無理は言えないが。お疲れかな？アマゴは淵にゆらゆらいるが餌は追ってない。少し黒っぼいか？淵は明るく綺麗だ。春先の様な陽射し…。釣れなくてもいい。秋の谿川を見に来ただけだと思えばよい。秋晴れの青空が木の間からくっきりと見えた。富士山は見えないが、昨年雨中を釣った時よりは全然暖かく、昼飯もハイキング気分だで快適だ。遅くに出ての午後までの時間は早かった。陽も傾きつつあるが曇りになるとやや肌寒い。昨年も昼寝をした場所でゆっくりした。やや居眠り、少し昔の事を思いだしていた。
川原で秋風を感じつつ、今年も納竿となった。

翠月

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