日本渓流JP翠渓会日本渓流会JP翠渓会【関東南部支部】PRODUCED&EDITOR 【嵐翠・翠月】

翠渓会関東圏本部・関東南部支部支部釣行【第六十五陣】1

翠渓会関東圏本部・関東南部支部支部釣行【第六十五陣】1 1

翠渓会関東圏本部・関東南部支部支部釣行【第六十五陣】1



『越後の渓流・新潟の渓流釣り場』

「守門連峰の渓・破間川水系、平石川水系、刈谷田川水系他」

二日目は平石川水系だ。昔から、私の越後行きは魚沼周辺と守門山系が多かった。魚沼川はやはり電車の便がよく駅前釣り場が多かった。平石川は破間川水系の本流筋の上流域で源流は守門岳で、その水域は広く、左岸は越後の名峰、浅草岳山麓になる。現在は立派な破間川ダムが出来、平石川は下流の釣り場を失ったが、中流〜源流はそれ程変化がなく保っているが渓相は後退している。今回はダム湖より上流、平石川の本支流を探る。五味沢地区はダム湖に接する集落で、昔から浅草山荘、音松荘などがあり、浅草岳の登山基地となっていた。昔の佇まいはなくなったが現在も登山者、釣人が訪れている。さて五味沢を過ぎ、林道を上がり、入渓点に付くと釣りの準備をしている人にあった。平石川源流のキリヨメノドブは諦めて午後浅草山麓の支流群を探る事にし、田代平に向かった。平石川はここから守門岳まで、悠々とした流れで長い釣り場だ。早足の人でも守門の稜線には一日がかりだろう。この平石川源流には烏帽子山が有り、八十里越の先に地池を構えた湿原、田代平がある。田代平周辺は、八十里街道を越える鞍掛峠から烏帽子山の南麓で、守門岳との狭間にある湿原で、この地域は裏守門とも呼べる別天地だ。守門岳は越後平野に大きな翼を広げた山容と南側の荒々しい山容、北部北守門からの優美な山容、そしてこの田代平湿原からの山容と四方に魅力のある山だ。田代平は平地の湿原だが、本来は東北のように田代岱と言うのかもしれない。田代平へは表札に従い林道を辿ると終点にある。八十里越〜鞍掛峠は人、物資の行き来が多かったが、今は静寂な佇まいでハイカーなども少ない。田代平は静かな湿原で霧が掛かってきてとても幻想的だった。会越国境、南会津には湿原が多いが、荒れてない場所の一つだ。入口から湿原保護の為に木道があり一周2キロ位か、周遊できる。7.8月でもまだ残雪が残る谷と植物が見られる。



翠渓会渓流事典&NAVIhttp://www.suikeikai.jp/keiryujitennavitop

Counter