日本渓流JP翠渓会日本渓流会JP翠渓会【関東南部支部】PRODUCED&EDITOR 【嵐翠・翠月】

奥多摩の渓流【再回想】5

奥多摩の渓流【再回想】5
以前にも書いたが、首都圏から近い、奥多摩は丹沢、奥武蔵秩父の渓流と共に私のホームグラウンドだ。秩父、奥多摩国定公園は広く、かなり奥まで渓流が食い込んでいて、所謂、樹枝状の山岳渓流に近い。山里の渓流もあるが、かなり危険度の高い釣り場もある。丹波川水系は奥多摩湖より上流の多摩川本流である丹波川を中心に、後山川、小菅川などの大支流を分け、更に泉水谷を分け、柳沢川、一ノ瀬川になるまで、ヤマメ、アマゴ、イワナが釣れる。丹波本流は大淵や通らずも多く一ヶ所で粘る釣り人もいる。柳沢川と一ノ瀬川に別れると、多摩川も源流を迎える、柳沢川や一ノ瀬川は中流部までは険しいが上流部は高原地形に散開する渓流が多い。一ノ瀬の支流、竜喰谷(りゅうばみ)、大常木谷は例外。丹波山村は、行政上、南の小菅村と共に、山梨県都留郡の域だが、『奥多摩』多摩川の上流の渓流になる。小菅村にはしっかり多摩川水源帯の看板がある、多摩川の水源ば笠取山直下、最源流『水干』水が干すとかいて『みずひ』という。一ノ瀬川の源流はハイカーのために、探勝路ができて便利になったが、車だらけだ。昔は飛竜山を見上げながら静かな釣りが出来たが時代の流れには逆らえない。奥多摩最源流は大きく変わろうとしている。

翠月



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