日本渓流ＪＰ翠渓会日本渓流会ＪＰ翠渓会【関東南部支部】PRODUCED&EDITOR 【嵐翠・翠月】

翠渓会関東南部支部・支部釣行【第二十九陣】３


『伝説の職漁師の辿径五・伝説の四万林道と白砂川職漁師の谿』翠聖帝溪２


求めていた漁師沢は存在した。職漁師以外も山師が踏み入った沢なら、もっと期待できるし、鉱山の記録は無いが、もしかしたら…？。地名、沢名を血眼になって見るが、鉱山に繋がるキーワードは無かった。そして直ぐに、また小沢が入ってきて、釣れそうな予感。燕翠殿が先に入渓。小さな沢だが、イワナが沢山いた！小さな淵で、燕翠殿が、待望の一匹を上げる。ここの出合いで昼食とする。私はこの沢に出会う為に今回の釣り旅を計画した。職漁師達が山々やイワナ谷を縦横無尽に駆け巡り、職漁用の釣場とした谷だ。ここ迄でも感無量である。しかし楽しいのは此処まで。安全に帰陣すべく、午後は戻るルートの事もあるので、２時納竿と決めた。これより上流には行かず戻り、最初に降りた沢を釣りながら行く事にした。万一ルートが分からなかったら、あの登りにくい窪谷を、もう一度上がらなければならない。できればそれは避けたかった。燕翠殿が確認をした崩れ径の先に辿り着きたかったのだ。